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故郷があれば人は遠くまでいける

故郷があれば人は遠くまでいける

迷走するフォトスタジオ経営からの脱出」 シリーズ005

writer < fhans yoshimi >

我が家の4歳の息子は、メキメキと冒険心がめばえてきました。

公園ではわたしの姿が見えない1キロ先くらいまで、平気で走っていきます。

そんな息子ですが、帰ってきた時に私が場所を少しでも移動していると烈火のごとく怒り始めるのです。

「かかは動いちゃダメっていったでしょー!(言ってない)」

そんなことを繰り返し気づいたことは、どうやら息子の頭の中の地図は私を中心にできあがっているということ。

私のいる位置が変わると頭の中の地図が崩れてしまう=自分の居場所がわからなくなり不安に襲われるという図式のようなんですね。

これは子供だけにいえることだけではなく、大人も同じではないでしょうか。

家族という自分のベースを確認することで、外に出てチャレンジができたり、冒険する勇気がでる。

失敗したって大丈夫。

また家に帰って一休みし、自分の現在地を確認すれば、もう一度チャレンジする元気が出るはずです。

それにしても、お母さんというのは忍耐のいる役割です。

高いところから飛び降りたがる息子を前にして、本当なら「危ないからやめときなさい」と言いたい。言いたいけれど、そこは奥歯をかみしめて黙ってやらせてみます。

自分で体験して初めて「この高さから飛び降りるとケガをするんだ」と学ぶと、次からはもっと上手くやろうと工夫しています。

ケガをして泣いていても少しの間ギューっとすると、もう一度チャレンジしていたりして、また母は奥歯を噛み締めるハメになるのです…。

お墓まいりでご先祖様に手を合わせるのも、もしかすると自分のベースを確認する作業なのかもしれませんね。

ファンズにきて家族に気づく体験をするのも、きっと同じような意味があるのではないでしょうか。

楽しいことも大変なこともいろいろあったり、家族が増えたり減ったりすることもあるけれど、ファンズにきて現在地を確認して、また日常に戻っていく

そしてファンズは、それを見守る係。

いつでもそこにいて、全てのご家族を受け入れるお母さんのような役割かもしれません。

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