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平均台を歩くなら遠くを見よう

平均台を歩くなら遠くを見よう

「迷走するフォトスタジオ経営からの脱出」 シリーズ018

ブッダが平均台をもし渡ったとしたら、どうなると思いますか?

気が散りやすい現代人が平均台を渡ろうとしてもすぐ落ちてしまうけれど、ブッダならスッスッと歩けてしまうという話を聞きました。

いかがでしょう、皆さんは平均台は得意でしたか?

平均台を渡り切るコツは、なるべく遠方に視線を固定すること。

そして、足元を見ないこと。

つまり遠くにある目標に集中するとゴールに到達できても、

足元を見て「小石が落ちている」「靴紐がほどけていた」と小さな問題を見つけて一つ一つに対応していては、目指すべき方向やバランスを崩して平均台から落ちてしまう、というのです。

この話は、スタジオの運営にも同じことが言えるかもしれません。

私たちの目の前には、いつだってたくさんの問題が転がっています。

問題を把握しておくのは大事なことですが、そこにとらわれ過ぎてしまうと目指すべき方向を見失ってしまいます。

頭の片隅に小石の存在を置いておきつつも、視点は遠くのゴールを見据えておく。

そうすると、いざ小石を通り過ぎてしまえば、大した問題でなかったことに気づくことだってあるでしょう。

遠くにゴールを設定したことで

「小石や靴紐の解けなどを同時に解決する」

または「それらを問題ともしなかったような解決策」が生まれるということです。

(例えば、思い切って平均台を大股で歩ききってしまえば、小石にも当たらないし、ほどけた靴紐を反対の足で踏むこともありません)

この多くの問題を解決する一つの答えをエコーズでは日々模索しています。

そのためには「落ちるかもしれない」という恐怖心から足元を見るのではなく、意識的に遠くの目標を見ようとする「姿勢」が何よりも必要なことなのでしょうね。

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