付加価値とは・・・辞書 によると「商品やサービスが本来持っている価値にプラスαで付け加える価値のこと。」とあります。
写真の靴下にはかかとの部分に穴が空けられて2足の靴下がカラビナでまとめてあります。いったいこの意味は何だと思いますか?この靴下を作っている会社の人はいったい何を付加価値として考えたのでしょうか?
かっこいいから?カワイイから?いや違います。
もっと実用的な理由からです。
ヒントとしては、
1、僕はこの靴下をアウトドアショップで見つけました。
2、アウトドアショップということは屋外で使う道具などを提供しているお店です。
さて答えは、
この靴下の穴の付加価値は雨に濡れたり、川にはまったりして靴下が濡れた時、カラビナで靴下をまとめてリュックの背に吊るして干す為の穴なのです。
普通であれば濡れた靴下はビニール袋に入れてリュックの奥の方にしまいこんでしまうのですが(僕はいつもそうしていました)それでは乾かないし家に帰るまで濡れたままで洗濯機に入れる時に家の人に嫌がられます。
この靴下の穴を思いついた人はハイキング中に濡れた靴下を何とかしたいと常に思っていたのでしょうね。リュックの背に吊るしておけば乾くのではないか?と閃いて、会社に提案し商品化に繋がっていった。これが付加価値ではないでしょうか?と僕は思います。
仕事でなにか不便なこと、面倒なことなどがあれば「なぜ?」と気づいて「どうして?」と考えて頭をひねってみましょう。そうすると何かいいアイデアが浮かんでくるかもしれません。それが他の人にとっての「付加価値」に繋がっていくと思いますよ。