「迷走するフォトスタジオ経営からの脱出」 シリーズ014
writer < photostudio fhans yoshimi >
さて、今日は宣伝・広告についてのお話です。
宣伝の仕方には、2つの方法があります。
広告を出して、SNSで呼びかけて、「こんな製品がありますよ、これを買えばこんないいことがありますよ」と呼びかけるタイプ。
これは押しの芸ですね。
スピード感のある広告効果は期待できそうですが、常に宣伝をし続けないとならない点は注意が必要かもしれません。
では引きの芸とはどんな宣伝方法だと思いますか?
自動車ブランドのテスラは一切広告を出さなかったそうです。
代わりに何をしたのか?
ーただ、ひたすらに品質を高めることにエネルギーを注いだのです。
品質のよい自動車が出来上がるから、自然とファンが生まれる。
ファンは口コミを広げたくなりますよね!
「私の乗っているテスラ、こんなにすごいよ!みんなも乗ってみて!」
他には絶対に取材をうけないレストランなんかも引きの芸といえるのではないでしょうか。
テレビに出たことでお客様が殺到しては、大切にしている店の隠れ家的な雰囲気が壊れてしまうから、絶対に取材は受けない。
そんなお店もまた、「俺だけが知っているあの店、オススメだよ」と思わず友達に教えたくなりませんか?
お店側は宣伝にエネルギーを使わず、ひたすらに雰囲気づくりや最高の料理の研究を続ければ、ますますサービスの質をあげられます。
デメリットとしては効果の即効性は薄いことがあげられますが、全てのエネルギーをサービスの価値を高めることに使えるところがメリットです。
状況によって押しの芸が必要な時もありますが、理想をいうなら引きの芸を極めていきたいものですね。