「迷走するボクたちフォトスタジオ経営からの脱出」 シリーズ022
タンザニアの女性の結婚相手を選ぶポイントってなんだと思いますか?
答えは「いざという時に助けてくれる人が現れる生き方をしているかどうか」だそう。
文化人類学者の小川さやかさんがタンザニアに滞在していた時のこと。
現地人の男性が好きな女の子に告白すると決意しました。
そこで彼の仲間たちがしたこととは…
靴屋は靴を貸し、古着屋は一番キレイな古着を差し出し、タクシードライバーは2時間タダ乗りさせ、残りの仲間はポケットマネーをカンパしました。
告白を決めた彼は仲間の力で一夜にして、超ハイスペック男へと変身したのです。
彼は無事告白を成功させ、その後結婚まで辿り着きました。
お相手の女の子はこういったそうです。
「彼が貧乏なのはすぐにわかった。でも彼はこれだけのものが瞬時に集まる関係性を持っているわ」
共に苦楽を乗り越える結婚相手が、いざという時に助けてくれる人間関係を持っていることは、実質的にお金を持っていることと変わらない、ということですね。
これはフォトスタジオでも同じことがいえるのではないでしょうか?
近隣の店舗や地域のコミュニティができていれば、口コミをしてくれたりイベントがあれば声をかけてもらえる。
お客様との関係性ができていれば、同じようなサービスを受けるのであればあのお店に行こう、信頼できるフォトスタジオだから友人にも安心して紹介できると感じてもらえる。
(たとえば…私はすっぽん小町を愛用しているのですが、会報誌の内容やどんな活動のスポンサーについているのか、商品づくりへの想いなどに惚れ込んでいるので、応援の意味も込めて、同じような商品はあれど浮気はしません。笑)
あなたのフォトスタジオの周りに何かあれば助けてくれるような人間関係はできているでしょうか。
日々のご挨拶や、地域の方々やお客さまが応援したくなるような活動をし、それを発信できているでしょうか。
集客といえば、SNSや広告運用などに目が行きがちな時代ではありますが、あなたのフォトスタジオに関わってくれている人たちとの絆こそが案外最強の広告戦略と言えるのかもしれませんね。